薄毛や抜け毛に悩んでいる人、ちょっと振り返ってみると家族の中で同じく薄毛の人はいませんか？お父さんやお爺さんや親戚の誰か、またはその全員が薄毛だったりはしませんか？「ハゲは遺伝する」なんていうことがありますが、実はそれって本当なんです。 AGAによる薄毛は遺伝が原因となっているのです。
遺伝子的に薄毛になりやすいかどうかを調べる方法や、対策・治療の仕方をご紹介します。
■DHTと5αリダクターゼが遺伝によって発生する
もともとは発毛というものは、テストステロンという男性ホルモンが促しています。しかし酵素の一種である5αリダクターゼは発現するとテストステロンと結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン）を産出してしまうのです。 このDHTは発毛を抑制する力がきわめて強いホルモンです。AGAが進行する主な原因のひとつと言われています。
実は体内中の5αリダクターゼやDHTの量というのは個人差があります。実は遺伝的要素によって発生しやすい、しにくいというのがあるのです。つまり、遺伝が原因でＡＧＡになることがあり得るわけです。
ＡＧＡの原因は5αリダクターゼによって産出されるＤＨＴ
5αリダクターゼとＤＨＴの量は遺伝による個人差で変わる
■病院ではAGA遺伝子検査もできます。
病院ではＡＧＡの原因が遺伝なのかかどうかを調べることができます。
検査の仕方は簡単です。流れとしては、毛髪を採取して病院から検査機関へと検査を依頼します。 その後、およそ1か月程度経過したあたりで再び来院し、結果を効くことになります。髪を抜いてあとは待つだけというわけですね。
ＡＧＡの遺伝調査費用はおよそ20000円程度です。けっこうお高いので検査を受けない人も中にはいます。 ただ、自分が遺伝型のAGAなのかそれ以外を原因とするAGAなのかを見極めるためには調べてみる価値はあるでしょう。 ちなみにこの検査は、ＡＧＡを誘発する遺伝子が体内に存在するかどうかを調べるための物なのです。一度受けてしまえば再び検査する必要はなくなります。 疑いを持って生活をするくらいなら、検査をしてみてスッキリする方が良いという考え方もあると思います。
ＡＧＡの遺伝調査の費用は2万円程度で1ヶ月くらいでわかる
一度受ければ再び検査する必要はない
■遺伝的な原因でAGAだとわかれば
実はＡＧＡにおける遺伝原因検査をするというのは大きなメリットがあります。 遺伝原因によるＡＧＡはすでに多くのデータがそろっていて、治療方針が立てやすいのです。 たとえば、将来どの程度薄毛が進行していくのか、いつごろからハゲてくるのかなどの予測を立てることができます。 また、自分に合ったＡＧＡ治療を進めることも可能になります。専門的な頭皮ケアを行うべきか否かなどを選択可能です。 さらに、自分に適している治療薬の判別も行えるので、メリットはたくさんあると言えるでしょう。 専門クリニックへ足を運び、具体的な治療について話し合ってみましょう。ＡＧＡは症状がでるまえに予防してしまえば何も怖くはありません！