AGA専門クリニックと育毛サロンの違いって何?
大人の男性の多くが悩んでいると言われるAGAこと「男性ホルモン型脱毛症」は、20歳以降から少しずつ髪が細く減っていく症状です。
もしかしたら、「自分は親も薄いし、遺伝だから仕方ない」と何もせずに諦めてはいませんか。 多くの専門医療機関や育毛サロン、市販の育毛ケア商品など様々なAGA対策のある今日では、きちんと治療すれば治る可能性も高い症状なのです。
「薄毛くらいで医療機関にかかるのは敷居が高い気がする」とか「行くならサロンの方が気楽だ」と思われがちです。果たして実際のところサロンと病院の育毛・発毛治療にはどのような違いがあるのでしょうか。具体的な違いを見ていきましょう。
■様々な形態がある育毛サロン
テレビCMでお馴染みの大手から、個人経営まで育毛サロンには様々な形態があります。
それぞれのサロンで独自に開発された発毛技術を元に、無料体験やお試し期間を設けています。雰囲気もオシャレで居心地の良い空間が多く、ヘッドスパやマッサージなど『癒し』『ストレス解消』といったものをテーマにしているところが多いです。AGA専門クリニックに比べると気軽に育毛を体験できる、というのがサロンの売りと言えそうです。
自分に合ったサロンが選びやすいということと、医療機関と違って敷居が低く親しみやすいイメージなので、誰でも通いやすい雰囲気があるでしょう。
しかしサロンはあくまでも民間のお店であり、医療機関ではありません。AGAに効果的とされる成分が含まれた薬の処方や注射による治療などの医療行為はできません。
その代りヘッドスパや頭皮環境の改善に重点を置いた施術、また栄養サプリや指導などといったカウンセリングを行ってくれます。女性スタッフが応対する所が多く、さながら美容室やエステサロンの様な雰囲気とい言えるでしょう。
育毛サロンはお洒落で居心地が良い
ヘッドスパや栄養指導などをしてくれる
AGA薬の処方などは行ってくれない
■医療行為のできる専門医療機関との違いは
医療機関では当然ながら投薬や注射などの医療行為ができます。
血液検査や遺伝子検査が行われることも多いので、個人個人の体の状態にあった治療を受けることが可能です。例えばプロペシアやミノキシジル配合薬の処方、頭皮に直接効果のある薬液を注射するメソセラピー、その他様々な専門的治療はAGA専門クリニックでしか行えません。つまり、医学的に認められたAGA治療というのは病院でしか受けられないというわけですね。
AGAの症状は年々進行していくものなので、診断を受けたら速やかに専門医療機関で正しい治療をするのが症状改善への近道となります。
サロンで行われるようなヘッドスパやマッサージなど頭皮環境の改善は確かに育毛効果が期待できます。少なくともやらないよりは生えやすく育ちやすくなるでしょう。しかしサロンの施術はAGAの抜本的な治療や対策とはなり得ないのが現実です。
AGAが気になるなら、医療として育毛・発毛をすることができる専門医療機関を受診することをお勧めします。